被災地へ移動ランドリー無償貸出し。弊社グループ会社が、読売新聞に掲載されました。
今回貸し出すのは、海上輸送用コンテナを改造したもので、中に洗濯機と乾燥機がそれぞれ14台設置されている。もう1台のコンテナにはプロパンガスによる発電機と受水槽があり、洗濯機と乾燥機を稼働させる。水は給水車から供給される見通しという。約30分で洗濯、約20分で乾燥ができ、1日約150世帯の利用を想定している。
コンテナは2月7日、全日本トラック協会の協力で現地に送られ、能登町のホームセンター駐車場に設置される。周辺住民や避難所にいる住民らが無料で利用できる。
能登町によると、多くの地域で断水が続いており、近隣自治体で営業しているコインランドリーまで、時間をかけて行く住民もいるという。そこで、町が同社にコインランドリーの設置を要請した。
同社は、全国のホテルや学生寮などの施設で使用されるコインランドリーのリース・レンタルを手がけていて、2011年の東日本大震災の際には、仮設住宅に洗濯機と乾燥機を貸し出した。
その経験などから、洗濯の支援をするために19年1月、コンテナ型の移動コインランドリーを導入した。災害発生時に支援ができる態勢を整えていて、今回初めて被災地で活用される。
同社の鈴木康夫専務は「避難生活が長期化すると、トイレやお風呂と同様に洗濯は欠かせない」と話す。平時から、全国の道の駅など広いスペースにコインランドリーを設置し、災害時に無償提供できる対策も自治体などに提案していきたいとしている。